久しぶりのセミナー講師に緊張・・・
2024年の暮れに
一般社団法人女性起業家支援FLAP 様とのご縁で
頑張る女性起業家様向けに

「起業家のための財務講座」
と題したセミナーを行いました。
少人数とはいえ、良い意味で目つきの鋭い起業女子さんを前にお話しするので
セミナールームに入った途端に緊張度MAX!
オンラインでは全然大丈夫なのに、リアルな雰囲気に吞まれそうになったロートルです。(笑)
現役時代は銀行業務検定「財務2級」「税務2級」とかの社内講師を勤めたりしていましたし
創業サポートセンターでは年間100人を超える起業したい人と向かい合ってきましたので
テーマに気負う事はありませんでしたが、受講生さんのレベル感が事前情報として掴めて
居なかったので、内容をどう絞るかでは悩みました。
結果として選んだメインエッセンスはこれ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「商売する以上は稼ぎましょう!」
です。
これを別の表現で出すと
「現預金残高を極大化する!」
この、現預金残高に拘る経営スタンスはすこぶる大事で(BS経営と言ったりもします)
起業して数年経って、一応経営も安定してきていると思えるご縁ある事業主さんと
お話しても資金余力が潤沢な経営者さんはそう多くないのが実情です。
あるクライアントさん(個人事業主)は確固たるファン層を得ておられるので売上は安定しています。
ただ、結果として、自分のおこずかいとしての事業主貸支出も殆どなく
金融機関借入金返済の自動振替をした後の普通預金残高も申し訳ない程度に増えただけです。
これでは、何のために「事業」として立ち上げたのか分からなくなります。
あるクライアントさん(法人)は、一時期は飛ぶ鳥を落とす勢いでしたし
コロナ禍でも上手く経営拡大されていたのですが
ひょんなことから急激に新規案件の獲得が進まなくなって、ご相談を受けました。
年商数千万円でも、財務的には繰欠・債務超過。流動性預金に余力は殆どありませんでした。
とかく経営がスケールしだすと、経理処理は税理士さんに丸投げして
その報告書たる経営資料だけで資金繰りを理解しようとする経営者さんも多いです。
CASHは血液に例えられます。
CASH(血液)が巡る(流れる)限り、事業は存続しえます。



このセミナーでは「損益分岐点売上高」について説明しました。
理解度は・・・40%くらい?(講師として反省)

今回のセミナーを機に
経営数字をベースにして経営(売上)管理を行う講座を提案することにしました。
採択されるよう、頑張ります。
